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ネルシャツへの想い

ネルシャツへの想い

今日の記事は私自身、SOURCEのブランド展開においてもかなり主軸となるネルシャツについて書きたいと思います。 まずはネルシャツの起源からなのですが、17世紀頃の北欧ウェールズのファーマーの防寒着として誕生したのが始まりとされており、そこから19世紀にはアメリカのロガーや、アウトドアーズマン達に広まりアメリカンファッションの一部へとなっていきました。 フランネルの生地の魅力としてその防寒製は勿論の事ウール100%の固い生地とは違い起毛感、柔毛感があり、肌触り着心地が段違いに良く、レーヨンなどと比べタフさもあり、かつシワも目立ちにくい、さほどネルなら気にならないという点が個人的にはかなりポイントが高いと言えます。 そこからネルシャツが一気にファッションアイテムの1つとして人気が高まったのが90年代の人気俳優や、有名バンドマンたちがこぞってダメージデニムや、スラックスなどと合わせてユニフォームの様に着用し出したのが発端でした。 将来有望視されていて人気絶頂時の27歳の若さで亡くなったリバーフェニックス こちらも27歳の絶頂期に自殺したとされるNirvanaのカートコバーン レッチリのジョンフルシアンテはライブ、プライベートで好んでネルシャツを着用しているスナップをよく拝見します。 SOURCEのネルシャツは3カラー、2サイズ展開になっており、パッと見のビジュアルはシンプルですが、シャツの型ベースは60年代のボックスシルエット。   襟元や袖先に当て布が施されているのが3-40年代のディテール(当時はサテン系の生地が当てられていました) エルボパッチを裏側に当て込んだのは90年代の裏原系ブランドのデザインからのインスピレーションと、様々な年代のディテールを取り入れており、音楽的に言えばミクスチャーなネルシャツになっております。 最後に私の好きなネルシャツの使い方をご紹介します。 気温が18-22℃ぐらいの時って昼間はシャツいらずだけど夜は何か羽織がないとって時ありませんか? そういう時にネルシャツを昼間肩に掛けておいて、夜に羽織るのがお勧めです。 ある程度雑に扱ってもへたらないネルのタフさに、チェック柄や、挿しになるカラーだと肩に掛けている時もスタリングで目を惹くポイントにもなりますよ。 そんな着心地良し、見た目良しでさらにタフさも兼ね備えたネルシャツはこれからも自分にとって欠かせないアイテムの一つです。 SOURCE 石橋

ネルシャツへの想い

今日の記事は私自身、SOURCEのブランド展開においてもかなり主軸となるネルシャツについて書きたいと思います。 まずはネルシャツの起源からなのですが、17世紀頃の北欧ウェールズのファーマーの防寒着として誕生したのが始まりとされており、そこから19世紀にはアメリカのロガーや、アウトドアーズマン達に広まりアメリカンファッションの一部へとなっていきました。 フランネルの生地の魅力としてその防寒製は勿論の事ウール100%の固い生地とは違い起毛感、柔毛感があり、肌触り着心地が段違いに良く、レーヨンなどと比べタフさもあり、かつシワも目立ちにくい、さほどネルなら気にならないという点が個人的にはかなりポイントが高いと言えます。 そこからネルシャツが一気にファッションアイテムの1つとして人気が高まったのが90年代の人気俳優や、有名バンドマンたちがこぞってダメージデニムや、スラックスなどと合わせてユニフォームの様に着用し出したのが発端でした。 将来有望視されていて人気絶頂時の27歳の若さで亡くなったリバーフェニックス こちらも27歳の絶頂期に自殺したとされるNirvanaのカートコバーン レッチリのジョンフルシアンテはライブ、プライベートで好んでネルシャツを着用しているスナップをよく拝見します。 SOURCEのネルシャツは3カラー、2サイズ展開になっており、パッと見のビジュアルはシンプルですが、シャツの型ベースは60年代のボックスシルエット。   襟元や袖先に当て布が施されているのが3-40年代のディテール(当時はサテン系の生地が当てられていました) エルボパッチを裏側に当て込んだのは90年代の裏原系ブランドのデザインからのインスピレーションと、様々な年代のディテールを取り入れており、音楽的に言えばミクスチャーなネルシャツになっております。 最後に私の好きなネルシャツの使い方をご紹介します。 気温が18-22℃ぐらいの時って昼間はシャツいらずだけど夜は何か羽織がないとって時ありませんか? そういう時にネルシャツを昼間肩に掛けておいて、夜に羽織るのがお勧めです。 ある程度雑に扱ってもへたらないネルのタフさに、チェック柄や、挿しになるカラーだと肩に掛けている時もスタリングで目を惹くポイントにもなりますよ。 そんな着心地良し、見た目良しでさらにタフさも兼ね備えたネルシャツはこれからも自分にとって欠かせないアイテムの一つです。 SOURCE 石橋

VINTAGE CUSTOM SHIRT

VINTAGE CUSTOM SHIRT

1回目の記事でご紹介させて頂くアイテムはヴィンテージシャツをオリジナルデザインの刺繍、ヴィンテージワッペンでレイアウトしたカスタムシャツ。 こちらは7-90's頃のミリタリー、ウエスタン、シャモアクロスなどの様々なシャツにカスタムを施したアイテムになっており、1枚、1枚刺繍のデザインやワッペン、配置が異なるスペシャルピースなシャツになっております。 刺繍のデザインは50年代のビートカルチャーを軸に音楽、平和、自由、探求というワードからインスピレーションを受けイメージし、6デザイン考案して制作に至りました。   ビートカルチャーとは50年代頃からアメリカで起こったムーブメントで、その当時文学界で異彩を放ったジャックケルアック、アレンギンズバーグ、ウィリアムバロウズなどによって世に出された数々の作品は当時の若者に多大な影響をもたらしました。 それらの作品に触れた当時の若者達は社会の束縛から自身を解放し、己の人生を探すあてのない旅に出るバックパッカーのパイオニアの様な者が続出したり、正規な雇用を拒みその時々の日雇いの仕事で自由なライフスタイルを謳歌する者、ジャズやマリファナ、詩を書き朗読会などを自分たちのコミュニティーで開催し活動する者など社会の圧力からの逃避行、反発をするカウンターカルチャーという新たな若者のムーブメントが生まれたのです。 そこから60年代に移り変わっていくとベトナム戦争をきっかけに反戦運動の動きがアメリカ中で起こり、ビートカルチャーの思想を持った若者がラブ&ピースを掲げ自然回帰、東洋の文化などを取り入れ新たに変貌を遂げたヒッピームーブメントへと変化してゆきその動きは世界中に飛び火していきました。  私にとってビートカルチャーは生き方、ファッションの基盤を形成した重要なカルチャーであり、自由とは何なのか?、人生とは?という事を考えさせてくれる大きなきっかけになったものです。 当時のビートニクス達も本当の自由とは?人生の先にあるものを探究した人達だったんではないかと僕は思います。 そういったカルチャーに纏わる書物や、昔の映画などの資料を10年以上前から少しずつ集め調べて、自分なりのビートカルチャーに対する解釈、表現をこのシャツのカスタマイズに込めてみました。 "古着に無く、古着に合うもの"をコンセプトにし、5-60年代のアメリカの空気感を感じさせる物を意識しているSOURCEの世界観をこういった形で表現した他では絶対に味わえないラインナップになっていますので是非とも店頭にて生で感じ取って頂きたいアイテムです。 SOURCE ARCHIVES 石橋  

VINTAGE CUSTOM SHIRT

1回目の記事でご紹介させて頂くアイテムはヴィンテージシャツをオリジナルデザインの刺繍、ヴィンテージワッペンでレイアウトしたカスタムシャツ。 こちらは7-90's頃のミリタリー、ウエスタン、シャモアクロスなどの様々なシャツにカスタムを施したアイテムになっており、1枚、1枚刺繍のデザインやワッペン、配置が異なるスペシャルピースなシャツになっております。 刺繍のデザインは50年代のビートカルチャーを軸に音楽、平和、自由、探求というワードからインスピレーションを受けイメージし、6デザイン考案して制作に至りました。   ビートカルチャーとは50年代頃からアメリカで起こったムーブメントで、その当時文学界で異彩を放ったジャックケルアック、アレンギンズバーグ、ウィリアムバロウズなどによって世に出された数々の作品は当時の若者に多大な影響をもたらしました。 それらの作品に触れた当時の若者達は社会の束縛から自身を解放し、己の人生を探すあてのない旅に出るバックパッカーのパイオニアの様な者が続出したり、正規な雇用を拒みその時々の日雇いの仕事で自由なライフスタイルを謳歌する者、ジャズやマリファナ、詩を書き朗読会などを自分たちのコミュニティーで開催し活動する者など社会の圧力からの逃避行、反発をするカウンターカルチャーという新たな若者のムーブメントが生まれたのです。 そこから60年代に移り変わっていくとベトナム戦争をきっかけに反戦運動の動きがアメリカ中で起こり、ビートカルチャーの思想を持った若者がラブ&ピースを掲げ自然回帰、東洋の文化などを取り入れ新たに変貌を遂げたヒッピームーブメントへと変化してゆきその動きは世界中に飛び火していきました。  私にとってビートカルチャーは生き方、ファッションの基盤を形成した重要なカルチャーであり、自由とは何なのか?、人生とは?という事を考えさせてくれる大きなきっかけになったものです。 当時のビートニクス達も本当の自由とは?人生の先にあるものを探究した人達だったんではないかと僕は思います。 そういったカルチャーに纏わる書物や、昔の映画などの資料を10年以上前から少しずつ集め調べて、自分なりのビートカルチャーに対する解釈、表現をこのシャツのカスタマイズに込めてみました。 "古着に無く、古着に合うもの"をコンセプトにし、5-60年代のアメリカの空気感を感じさせる物を意識しているSOURCEの世界観をこういった形で表現した他では絶対に味わえないラインナップになっていますので是非とも店頭にて生で感じ取って頂きたいアイテムです。 SOURCE ARCHIVES 石橋